インプレ ~Sensitive SS6001L~

goma

2007年04月17日 00:30

えーやっとです(笑)
最近メインロッドとして大活躍中のStudio Minegishi(スタジオミネギシ)さんのSensitive(センシティブ)のインプレです。

StudioMinegishi Sensitive SS6001
メーカー説明は上記URLにてご確認を。

※男の2本体制です(爆)

Sensitiveに関しては発売前から使用する機会がありました。
正直その場で購入決定する程、気に入りました。

インプレがこの時期(購入後4ヵ月経過)になったのはある程度使い込んでから
記事にしたかったからです。

それでは平凡な1ユーザーの感想をどうぞ
■見た目

これは私のツボにはまりました、カッコいいですね。

自分の好みでTRUST68にEVAシートを被せてましたが正にその姿!

SHAPE系の暗色ブランクス+ウッドグリップで大人っぽい渋さ。
満足度120%です!


■重さについて

軽いです。

SHAPEに比べて使うリールによって性格が変わるって事はないですね。
DAIWAセルテート2000、EXSIT2004で使用経験ありますがどちらも許容範囲内です。

ただ私個人としては軽いリールをお勧めします。
今春発売予定のEXSIT1003なんて最高じゃないですかね~!

私は「EXIST STEEZ 2004+RCS2004スプール+ZPIカーボンハンドル」をあわせています。
現時点でBestセッティングだと思っています。


■感度について

Sensitiveっていうくらいですから感度良好です。

ただ、、、
言葉にするのは難しいのですが「カンカン」、「ビンビン」、「コンコン」といった系統の高感度とは違った感じを受けています。勿論その手の感度も持ち合わせていますよ、ただ、、、

上記の表現に合うのはSHAPEの方。
SHAPEはロッドのティップで感度を伝えてるのに対してSensitiveはバット付近まで「スッー」っと感度が入って来ます。

このロッドを使う前までの「感度良好のイメージ」はSHAPE、Air-Stick、などだったのですが別種の感度を体験しました。

「あ~こういう伝え方ってのもあるんだな」って。


■ルアーの操作性

これだけ張りのあるブランクスなので悪い訳がありません。
エリア用スプーンのリトリーブくらいでティップがブレたり、ティップにアクションを吸収されたりって事は皆無です。

0.6g~3.5gを良く使用しますが苦手な領域は感じません。
使用グラムに応じた使用感を伝えてくれます。

クランクは私自身が苦手なのであまり使用していません。
ここでの明言は避けさせて頂きます。


■ボトムダンス

結論から言うとボトムダンスにはSHAPEの方が向いていると感じます。
しゃくった時のバイトが多い場合はSHAPEのティップが良い感じで間合いをもうけてくれます。

フォーリング&ステイでのバイトが多い場合はSensitiveが有利。
Sensitiveを持つとボトムダンスよりもボトムのスローリトリーブやステイ&フリップを行う事が多くなります。私も今期の冬はこれで乗り切りました。

厳寒期のボトムの釣り特有の”違和感”を感じたい場合はSensitiveをお勧めします。


■ミノーイング

私の基本はスプーンで、クランキングは苦手。
ミノーにいたっては釣り場に持っていかない事が殆どです(汗)

なのでこの部分だけはミノー大好き友人の意見です。
「エリアロッドとしては最高峰クラス!」ですって。

なのに使用していない私はバチがあたりますね(笑)


■キャスティング性能

MIU3.5gを振り切ってキャスト可能です。(※フロロ2.5lb以上のリーダーシステム必須。)
風が強い場合も負けずに振りぬけるので優位ですね。

アンダー1gに関してもSHAPEより飛距離を稼げます。(キッパリ!)

そう考えるとズバ抜けた性能を持っているのかもしれません...


■フッキング性能

これは特出した優位性だと思います。
このロッドを使用すると「良い掛かり方をする魚」が増えたと感じています。

小さな力をしっかりと伝えてくれるブランクパワーのお蔭でしょう!
それでいて口切れも減ってる気が、、、

注意点もあります。
・中途半端な動作を行わない(掛けるのか乗せるのかハッキリ行動する)

魚にも人間にも優しい「ほわぁ~」っとしたティップなど持ち合わせていませんので勝手に掛かってるなんて事は少ないですね。

では『常に気を張っていないといけないのか?』というとそんな事もありません。
前出した「スッー」っとはいってくる感度のお蔭で、体が自然に反応します。
しかも優しく、柔らかく(※これが大事!)


■ランディング性能

フッキングがバッチリ決まるロッドなのでバラシも減ります。
(※私の釣行記やトーナメント参戦記に出てくるバラシはあれでも減ってます^^;)

ただし張りのあるブランクスなので曲がりが少ない状態でランディングしなければいけないので注意も必要ですね。体が硬い私は結構違和感を感じました。

でも今では張りのあるブランクスを利用してジャンプした鱒を空中で制御しちゃったりしてます(笑)
(※ブランクスに負担が掛からない程度の小鱒ですよ~)


■グリップ

TRUST68発売時は違和感を覚えたグリップですが慣れも手伝いシックリと良い感じに思えます。

形状についてはTRUST68のインプレスタジオミネギシさんのギャラリーを見ていただくとして、握り方について一言。

ゆるグリップ、、、これを基本にしてます。

これで"乗せ"も"掛け"も使い訳出来ます。

乗せ
掌の中でロッドが持ってかれる位に握っていれば超高速バイトの時にフックポイントが鱒の口のどこかにジャレつく位のタイミングは作れます。

掛け
ロッドを握り込んで下さい。
はい、完了!(笑)でもそんな感じです。

私はこの竿を使うようになって巻き合わせが多くなりました。楽に決まります。
ダウンフッキングのモーションも小さくいけるので良いですね~。

どんなあわせにせよ調子が良い時の私はモーションが小さいはずです。
激しくロッドを煽ったりしませんからね。


■リールシート

これについては私の知識不足もあり不平不満をタラタラと写真付きで記載したのですが...
(※TRUST68インプレの「残念な事」参照)

ここで豆知識。

DAIWAのセルテートとEXSITではリールフット部の肉厚が違う!

同じDAIWAなのに?しかも同じRealFourシリーズなのに?
DAIWAとSHIMANOで違う事は有名ですが、、、でも本当に違います。

EXSITの方が厚い!

この事が例の不満につながってる訳です。
TRUSTの発売間近にEXSITが発売になり大変だったらしいです。
可能な限りの調整を行ったらしいのですが、それでもあれが精一杯だったようです。

っで今回。
キッチリとEXSIT対応になってます。
気持ち良い収まり方をしてくれます。大満足です♪




■ガイドについて

SHAPE同様8個セッティングのAT使用。
SHAPEのバットガイドよりサイズUPしてます。(※先端2個は同型)

SHAPEはバット側3個が足高ガイドでSensitiveは4個目までが足高のセッティング。

サイズUPと相まってDAIWA2004番スプールでもラインの抜けが向上してるのは間違いありません。
前出の軽量ルアーの飛距離の所でも断言しちゃってますがDAIWA2004番との相性はSHAPEより上です。
因みにSHAPEのベストセッティングはSHIMANOステラ1000番だと思っています。
(※EXIST1003が更に楽しみですが、、、)

SHAPE以上に張りのあるブランクスなのでガイドに掛かる負荷も大きくなってると思いますがスレッドやコーティングはどうなんでしょうか?柔軟性のあるATの効果も大きそうな気も...

現時点では問題発生していません。


■ベンディングカーブ

いや~美しい(笑)
SHAPEはベリー部が非常に良い仕事をしてくれます。
Sensitiveの肝はバット!

「タダの棒」になりかねない、張りのあるブランクスを凡人にも使い易くさせてくれるのは間違い無くベリー~バット部分の絶妙なセッティングの賜物だと思っています。


■ドラグセッティング

SHAPE、TRUSTの時よりもSensitive(センシティブ)使用時の方が強めにします。
その方がロッドのポテンシャルを発揮出来ると感じます。


■残念な事

正直、数ヶ月使い込んだ今でも思い当たる所がありません。

・EVAグリップ
・1ピース

これは好みの問題なのでしょうが上記2つとも私には+条件。

無理やり挙げるとしても見つからないので架空の話しをチョット。

長いフロントグリップを半分に!
私、長いフロントグリップ大好きです(笑)
ここでは私の好みを置いておいて話しを進めます。

TRUSTよりも長いです。仮にTRUSTのフロントグリップより若干短くしたら、、、ブランクタッチが可能となります。常に行うとは思えませんが何か凄そうな気がします(笑)


■苦手な事①

クランキング。
私が苦手なだけですが(笑)
こんな私でもクランキングをしますがTRUSTの方が扱い易い。


■苦手な事②

厳寒期の軽量ルアーのキャスティング。

「キャスティング性能」の項で”優位性有”と言ってるのは本当なのですが、指先がかじかむ寒さ
の中で軽量ルアー(アンダー1g)を投げるのは苦手かも。(私の技量含めて...)
リリースポイントは結構狭いと感じます。


≪総評 ~ 生涯1本! ~≫

既に2本も買っちゃいましたけど(爆)
その位気にいってるって事です!

この竿を所有するまではスプーン、クランク、ミノーとオールラウンドに使用していたし、どちらかというと「困った時のクランク頼み」みたいな所があったのですが...

今ではスプーニングばっかり(笑)
使っていて本当に楽しいですし助けられます。

このロッドに不満を感じ始めた時の自分の「アングラーとしてのレベル」がどの位あがっているのかが楽しみです。


回想録...

このロッドを使い始めた時、ある懐かしさを感じました。それは...

Megabass デストロイヤーF5-510Xを愛竿として2本使用していた昔の事です。
BASSをやられた方しか判らない話かもしれませんが似たフィーリングがあります。
そーいやコスメの雰囲気も似てるかも...

しかも最初期('96モデル)。
ラバージグロッドとしてデビューした竿だったのですが、これが巻物にドンピシャ!(←古い表現^^;)
スピナベ、カバークランク、ジャンボグラブのノーシンカーに大活躍。
本来のジグロッドとして性能も逸品だったので常に2本ボートに積んでました。

霞ヶ浦、琵琶湖、八郎潟、etc...どこでもメインロッドだったなぁ~
サブロッドはティップ部に特徴のあるF3-61X。
これも小技が効いて大活躍だった!

どんな状況にも対応出来るようにオールラウンダーのF4-66X。
TOPや小型ルアー全般にはF1-60X。

ん?んん??

F5-510X ⇔ Sensitive(センシティブ)
F3-61X  ⇔ SHAPE(シェイプ)
F4-66X  ⇔ TRUST68
F1-60X  ⇔ TRUST62

何だかBASSやってた時のセッティングと近いかも?(笑)
気のせいかな?

※本インプレとは全く関係無いので悪しからずm(_ _)m



<検索Key>
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